こんにちは。黒豆です。
今回は界隈の多くの非モテを救ってしまいかねない、やばい記事を書いてしまいました。
私自身この界隈でのコンサル歴は4年目になりますが、そのなかで800人以上の非モテの方にお会いさせていただきました。
その中で非モテの人間の非モテたる所以に行き着きました。
非モテの人たちには、「特定の状況においてのメンタルが弱い」という共通する性質があります。
これまで100人以上ものコンサル生たちを教育する中で、そのような性質を作り出す原因として「親との人間関係からくる性格や行動パターン」があることを突き止めました。
そこで今回は、非モテを作り出す親との人間関係について解説していきます。
「親との関係」と「モテ」との関連性
まずは、何故親との関係がモテに影響するのか、という点について解説していきます。
そもそも人間の人格は幼少期から思春期に作られています。
そして、この期間の人格形成に最も影響を及ぼすのが「親」という存在です。
ほとんどの子どもの場合、成長していく過程で最も多くの時間を一緒に過ごしたり、コミュニケーションを取りあったりする相手が親であるため、親から受ける影響は本人が自覚している以上に非常に大きなものになります。
そして、成長していくにつれ、友人や上司、あるいは女性と関係を築いていく上でも、無意識的に親との関係性が反映されたコミュニケーションベースに関わろうとしていくことになります。
合コンや飲み会など、1対多のコミュニケーションにおいても親との関わり方がベースで自分の話し方、あり方が決まってくるのです。
そのため、親との関係性に歪みや隔たりがあると、
- 他の人間との関わりにも歪みがでる
- 自信のなさからくるノンバーバルが脆弱化する
- コミュニケーションに摩擦がおきる
- 非モテ行動を無意識にしてしまう
- 挑戦できない性格になる
などといった言動やあり方を無意識にしてしまい、
行動に抑制がかかり年齢に対して必要な体験を積めず、またコミュニケーションのぎこちなさからモテない人間になってしまいます。
そして行動ベースでも、
- 主体性がなくなる
- 自分の好き嫌いや意見が分からなくなる
- 失敗を過度に恐れるようになり挑戦できなくなる
- 許可なしでは行動できなくなる
- 周りの人の意見や反応が過度に気になる
- 自尊心が削られる
などなど1個でも当てはまれば人生単位で大きな影響を与えてしまうほどの問題を引き起こします。
実際に〜しようとしても〜だ。というように長年悩んでいたり、あきらめている方も多くいらっしゃると思います。
しかし、親の影響から無意識にあなたが採用してしまっているあり方や行動や言動があったとしても、全く改善できないのかというと決してそんなことはありません。
親から自分に与えられた影響に気づき、それに向き合って自身のあり方を変えていくことで、非モテを抜け出し、より人生を生きやすくすることが可能になります。
コンサル生の中にも親との関係性を改善したり、考え方やコミュニケーションの癖に気づくことで、圧倒的な成果を出した人が何人もいます。
今回の記事はまさに、「親との関係の影響によりコミュニケーションや自分自身に自信がない人」のために書いています。
もし、これらのあり方や行動言動のうち1つでも当てはまることがある、という方は是非最後まで読んでいただき、自分自身の親との関係性やあり方を見つめ直していっていただければ何よりです。
過干渉・過保護の親と子の特徴について
第1章では親との人間関係がモテやコミュニケーションの分野に与える影響について説明していきましたが、ここからはその中でも特に子どもの意欲を低下させ、心の自立を阻む「過干渉」と「過保護」について解説していきます。
過干渉とは
過干渉とは、いわゆる「毒親」と言われる属性の親で、子どもの意思や意見を無視して、考えや行動を極端に制限する親を指します。
過干渉の親は子どもを自分の理想通りにコントロールしようとします。
過干渉になる原因としては、
- 親自身が達成できなかったことの投影と期待
- 親自身が親にされた教育の反映
- 親が世間の目を気にしすぎていること
などが挙げられます。
よくある例として、自身が親から東大に行くことを期待され勉強を頑張ったが落ちてしまったので、「せめて自分の子どもには代わりに東大に行って欲しい」という思いから、幼少期のうちから片っ端から塾に通わせたり、遊ぶ時間や内容を過剰に制限したりする親などが挙げられます。
これも根本的には親の愛です。
勉強だけでなく、スポーツや芸術などでも同じことが言えます。
このように、過干渉の親は子どもからしたら想像がつかないような影響を受けていることが少なくありません。
親の期待が強すぎる場合に期待されていることに応えられないとDVに変わったり、放置されたりすることもあります。
子どもの頃の我々は身体、経済、コミュニケーション弱者でかつ無知なので当然親には逆らうことはできません。
最悪衣食住が奪われるリスクもあるため、親の方針や期待を受け入れ、それに応えるような行動をせざるを得ないのです。
親の要求に従った結果、自分の軸や主体性を失ったり、逆に反発することによって適度に空気を読み周りに合わせることが出来なくなることがあります。
過干渉の親に見られがちな代表的な行動は以下のとおりです。
- 進路や習い事を勝手に決める
- 交友関係に口出しをする
- 自分の期待している分野以外には関心がなく、子どもを褒めたり話を聞いたりしない
- 結果しか見ない
こうした過干渉の親の元で育った人は、常に親の意思や意見をもとに行動をしてしまうため、自分の意思や意見を持ったり何かを選択することがなくなり、主体性を失ってしまいます。
また、人(親)から嫌われることを必要以上に恐れるようになります。
言い換えると、ロボット人間と化してしまうのです。
その結果、
- 挑戦できなくなる
- 自立できなくなる
- 自信をなくす(「自分なんてどうせできない」と自尊心を低下させる)
などといった影響を受けてしまうのです。
過保護とは
過保護とは、過干渉の逆で子供の意見を尊重しすぎて甘やかしすぎることです。
過保護の親は心配性が強く、本来はわざわざ親が介入するほどでもないちょっとしたトラブルやハプニング(例えば学校での軽微ないざこざなど)に過剰に反応し、自分の子どもが少しでも思い通りにいかなかったり、不満を感じたと判断すればすぐにそのことに介入していってしまいます。
また、例えば子どもがいたずらをして担任に怒られた、など本人の行動に原因がある出来事であっても、怒った側の教師にクレームを入れる親もしばしばいます。
一時期そういった親が多発し、モンスターペアレントなどと呼ばれました。
このように、本来は親が介入するまでもない些細な出来事や、本人が行動や言動を改めるべき場面でも親が先回りして対処してしまったり、必要以上に介入することで、
子どもは「自分自身で困難を解決しよう」「自分のこの行動や言動は改める必要がある」と感じにくくなってしまいます。
そのため、過保護な親のもとで育った子どもは、親がいない場面では失敗や困難の乗り越え方が分からずに恐れてしまったり、逆に「自分の考えが正しい」、「自分の意見は何でも通る」と思うことで周りの人からわがままだと感じられたりする傾向にあります。
女の子でも友達が全然いないという部類の子にたまにいます。
また、上に挙げたモンスターペアレントの他にも、意図しないうちに子どもの健全な人格形成に影響を及ぼしてしまう親のタイプはいくつか存在します。
1つはヘリコプターペアレントと呼ばれるものです。
ヘリコプターが特定の場所の上空をホバリングして下の様子をうかがうのと同じように、子どものことを常に見張っていて、子供のやる事に対して必要以上に監視をしたり、口出しする親のことを指します。
もう1つはカーリングペアレントと呼ばれるものです。
カーリングペアレントは、石が滑る場所を必死で磨いていくように、子どもがやろうとしていること、進もうとしている道に存在する困難や問題を先回りしてすべて解決しようとしてしまう親を指します。
このような親に育てられた子どもも、成長の過程で必要な経験を親によって奪われてしまい、特に意思決定・決断や問題に対処する能力を伸ばすことができないまま大人になってしまいます。
過保護の親の場合、親自身には悪気がなく、「可愛い子どもを傷つけたくない、失敗して悲しませたくない」という想いから必要以上の介入をしてしまうことがあります。
しかし、その介入によって本来幼少期・青年期に培われるべき能力が育たない、という結果に陥ってしまうのです。
過干渉・過保護がモテに対する影響
では、過干渉・過保護な環境下で育ったことがモテや恋愛面に与える影響についてみていきましょう。
過干渉の影響
過干渉の親のもとで育った子どもは、成長すると大きく2パターンに分かれる傾向にあります。
まず1つ目のパターンは「親の操り人形になる」です。
本来子どもの自主性、主体性はやりたいことの中で育ちます。
しかし、子どもが干渉されるということは、自分のやりたいことではなく、やらなければいけないことを教えられ、やらされるということを意味します。
生き方の軸が他人ベースになります。
子どもは生存していくために、大好きなお母さんからの愛情を失いたくないという本能が強いです。
そのため、自分の意思を抑えて親の言葉に従い、「親から要求されたことに自分の意見を呑み込みながら」取り組もうとします。
その結果、自分がやりたいことよりも、やらなければいけないことのほうに関心が強くなります。
そして、気づかないうちに自分の意思を伝えられない、発言できない、質問できない、あるいはそもそも自分の意思が何なのかが分からない、という状況に陥ってしまうのです。
これがまさに「親の操り人形」という状態です。
自分の意思を伝えられない男は一生モテるようにはなりません。失うことを怖れることで時間以外の何も失いはしないが手に入りもしないということを自覚してください。
もう1つは「反発して親を含む世の中を敵とみなす」です。
干渉や規制が過剰になると、あなたはストレスを溜め込んだり、赤ちゃん返りしたりします。
この状態が続くと本来であれば思春期の中で形成される自我が発達せず、どこか幼稚な人間ができあがります。
人間性が顔つきにでるとはこのことで、顔に覇気がなく、ぼやけた顔つきになります。
そのまま社会人になると自分の意見をもたないまま社会のレールを進むことになるので、自分の現状に違和感を持たないまま、なんとなく社会に溶け込めない状態に陥ります。
自分ってなんのために生きてるんだろう?と考え、うつ病などのメンタル疾患に陥る人も少なくありません。
だんだん今やっている仕事の意味がわからなくなり、人間関係でもストレスを抱え、耐え忍ぶ時間が増えていきます。
しかし、今までの人生で自分の意思を優先する、自分の意見を主張するという機会が少ないために、行動をなかなか起こすことができません。
また、過干渉の親は、子どもがやらなければいけないことが上手くできたら、過剰なまでに褒め言葉や褒美の品物をあげ、逆にできないと厳しく叱る傾向にあります。
小さいときから、そうしたことをされすぎると、評価に過敏になります。
承認欲求のあまり親や大人の評価に心が奪われ、褒められることばかりして、叱られるようなことをしない子になります。
つまり、いいこちゃんになるわけです。
このように、常に誰かの考えのもとに行動していて、主体性も自分の意思も意見もつきとおすことができないので、当たり前のようにモテもしません。
過保護の影響
「過保護」は必ずしも悪ではなく、幼児期には必要な部分になります。
子どもは人生の早い段階である乳幼児期に、親や世の中に対する「基本的信頼感」と同時に「自分の存在に対しての自信」を獲得していきます。
これらは子どもの心の発達や自立において非常に大切なもので、お腹が空いたなどの生理的要求、また不安という情緒的要求を大人にしっかり受け止めてもらい、また満たされることにより、徐々に獲得していきます。
そこには、愛情と充分な保護が必要といえるでしょう。
幼い時から「甘えさせない」という方針で育てるのではなく、いっぱい「甘え」させた子どもほど、しっかり「自立」するのです。
従って、この基本的信頼感と自分の存在への自信を築いている時期の過保護はとても大切なものなのです。特に幼少期においては子どもを保護して、し過ぎるということはないでしょう。
しかし、年齢相応以上に過保護に育てられた子どもは、何事にも消極的で恐怖心を感じやすくなる傾向があると言われています。
過保護の親のもとでの子どもは、親の判断により生きていく上で必要ないもの、少しでもリスクがあると感じられた物事を排除されて育てられます。
そのため、自分自身で判断し、自分から何かに飛び込んでいくことに恐怖を感じるようになってしまいます。
また、常に誰かが何かをしてくれる、助けてくれると思い込み精神的な発達をしないまま育ち、困難に対して立ち向かえない、「甘ったれ」になってしまうのです。
このような子どもは親元を離れたとしても「誰かがどうにかしてくれる」と思い込むようになってしまうので、モテに必要な努力ができなくなったり、対女性との会話や合コンなどでも失敗を過度に恐れ、ぎこちない会話や行動をしてしまったりします。
また別パターンとして、自分の意見は全て通るというわがままな人間に育ってしまう場合もあります。
親が何でも自分の思い通りに環境を作ってくれて育った人の場合、すべてが自分の思いのままになると思い込み、自分のやりたいことだけをやっているため、年齢相応の周りに合わせたり、空気を読んだりする能力が育たずに大人になってしまいます。
そのため社会にでたときに気づかないうちに自己中心的な振る舞いをしてしまい、人間関係をうまく作れずにいじめられたり、ハブられたりすることも多々あります。
その結果人間関係の構築を諦め、楽な環境に逃げるように親にいつまでも甘えて引きこもりになることもあり、仮にそこまでいかなかったとしても相手の気持ちが理解できず、女の子にも当然モテなくなってしまいます。
過保護・過干渉の影響から抜け出す方法
ここまでを読んでいただいた皆さんは、過保護・過干渉が人格形成やモテに与える影響について概ね理解いただけたと思います。
同時に、自分がそうした影響を受けて育った、と感じた方の中には
「何とか影響の中から抜け出して、モテたい、人生を良い方向に持っていきたい」と思った方もいることでしょう。
幸いなことに、大人になってからであったとしても努力次第で自分の人格やコミュニケーションを変えることは可能です。
この章の中で具体的なアクションを取り上げるので、是非一つ一つ取り組んでみてください。
内省をし、自分の考えや意見を書き出す
まずは、内省をすることで自分の今まで持っていた考えや意見はどのようなものだったのか、整理してみましょう。
過保護・過干渉の環境で育った人には、自分が親に対して抱いていた考えや意見を言えず、押し殺してしまった経験から、大人になっても意見を言うべき場面でうまく表現ができない、という人が多いです。
自分が最近経験したことについてや、親、あるいは誰か・何かに対して思っていること、考えを紙に書き出す練習をしましょう。
自分の意見を伝える練習をする
続いて、上の作業を通して判明した(あるいはもともと自分が持っている)意見を人に伝える練習をしてみましょう。
これは特に過干渉な親に育てられた人に取り組んでほしいアクションです。
最初は人によって伝えやすさに違いがあると思いますが、まずは伝えやすいと感じる人から訓練していって、ある程度なれてきたら自分から意見を言うことに抵抗のある相手、そして親にも伝える練習をしていきましょう。
恋愛やナンパでも相手に対して何かを依頼・打診する場面が多数あるため、違和感なくそれらができるようになるための大事なステップです。
コンフォートゾーンから出る練習をする
こちらは過保護の影響を受けた方向けのアクションです。
過保護の親の影響を受けた場合、刺激的なこと、プレッシャーのあることを無意識のうちに避けて生きている可能性が高いです。
そのため、自発的に自分の日頃の目標を作ったり、今までの習慣とはあえて逆のことをしてみたり、適度なプレッシャーを与える訓練をしてみましょう。
例えば休日は1人で家で過ごすことが多い人の場合は積極的に行ったことのない場所や、合コンなど大人数でのコミュニケーションが必要な場に行きまくってみる、体を動かす習慣がない人は筋トレを継続して取り組んでみる、などが挙げられます。
親から受けた影響と向き合い、乗り越える
つづいて、自分の人格形成に影響を与えた親から、具体的にどのような影響を受けたか、考えてみましょう。
何歳ごろのどんな出来事が、どんな自分を作り出したのか、ということを具体的にリストアップしていきましょう。
その上で、過保護の影響が強いという人は親から一旦距離を取って生活してみましょう。
特に、実家暮らしの人はすぐにでも引っ越して一人暮らしを始めることをお勧めします。
一方、過干渉の影響が強いという人は干渉されたことに対して親に本当は嫌だったということを正直に伝えること、そして親に甘えるという経験が必要です。
そして過保護・過干渉問わず、最後には親に感謝を伝えて、関係を回復させましょう。
これらは意志力が必要で、取り組むのに抵抗のある行動ばかりですが、ほとんどの人が向き合っていないことであるからこそ、乗り越えることで圧倒的に人間性を高められるポイントなので、ぜひ向き合って取り組んでみてください。
今回は以上です。
是非、過保護・過干渉を乗り越えて、恋愛・ナンパで成果を取りに行ってください。